ゆるがしこい節約メディア「ゆるぢえさん」

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ども。初めまして、松竹芸能所属、「カブレラ」というコンビの兵頭といいます。芸人です。特徴としては陰気です。人とのコミュニケーションを極力とりたくない、芸人としてあるまじき考えの持ち主です。

そんな私が常日頃から心がけているのが会話の節約です。こういう最初の挨拶ですら、できることならしたくありません。でもそこは私も大人、ちゃんとわきまえてるので、「どうも」を「ども」に節約するだけにとどめておきました。
(ウザいな、早く終われよ)
そう思ったあなた、そうソレです。

生きていると、会社や学校でちょっとウザい会話ってありますよね。できることなら早く終わらせたい。そんなみなさんのために、誰でも真似のできる「ウザい会話の節約術」を紹介していきます。
記念すべき第1回。ごっそりと節約する「ウザい会話」は、みなさんの周りにもきっといる「寝てないアピール野郎」のこんなフレーズで始まります。

お題

ウザい。ウザすぎる。
おまえが何時間寝ただなんて情報は、地球上のありとあらゆる生き物にとってこれっぽっちも価値がないわ。しかも実際は2時間40分も寝てるのに3時間とは言わずに2時間って言うてるんだろ。じゃあ逆に今はちゃんと起きてるっていえるのか? たいした仕事もしないで寝てないアピールするこの時間は寝てる時間とどう違うんだ? それなら家で寝ててもらったほうがマシ、おまえよりよっぽどガンバってる枕をつくった人のためにもずっと寝ててくれ。でも、どうせ寝ろっていっても寝ずにレッドブルとか飲んで「オレってガンバってる」感を出してくるんだろ。「寝てないわ~」の「~」の息がレッドブルくさいんだよ、どっかいけ。そんなに翼をさずかりたいなら、臭いの届かないところまで飛んでいけ。オレはモンスター派?うるさいわっ!そもそも忙しいんじゃなくて、おまえの時間の使い方が下手なだけだろ。家に帰ってすぐ寝ればいいのに、スマホいじってグダグダやってるんだろ。なあ、そうだろ、くだらないネットの記事とか読んでるんだろ。どこかの知らない芸人がかいた会話節約術とか読んで、お尻ポリポリかいたりしてんだろ、ありがとうだよバカヤロー!
とは思ってても口には出せないのが人間関係というもの。会社の上司が相手だったりするとなおさらですよね。みなさんならどう対応しますか?
例えば、こんなフレーズを返すと痛い目を見るので注意しましょう。

01

相手の思うつぼです。

調子に乗らせて、「まぁでも、オレ、3日寝なかったことあるしな」「目覚ましをかけないで寝るのがオレの1番の夢かな」など、第2、第3の「オレってタイヘン」アピールが襲ってくる可能性が大。ハマったら最後、地獄の始まりです。

なぜか相手をしているこちらのほうが、寝不足のように気分が悪くなってきて、そいつのおでこに貼られてる冷えピタをひっぺがして自分に貼りたくなるでしょう。
じゃあどうすれば、寝てないアピール野郎との会話を一気に節約することができるのか。
私が考えるベストな返しはこちらです。

02

こう言われると、大概はなんて返したらいいか困ります。しかも相手に対しての気遣いが含まれてるので悪い気にさせることもない。「え……いや、いいよ……」などと戸惑って立ちさり、このあとレッドブルくさい会話が続くことはないでしょう。

もしも相手が乗ってきて、ヒザで寝ようとしたら? まずそんなことはないでしょうが、仮に万が一乗ってきたら、相手が折れるまで絶対に引かないことです。母親のごとくヒザを差しだし、レッドブルではなく、白湯でも淹れてあげましょう。
ちなみに私は、寝てないアピールをしないどころかたっぷり寝たのに「寝てないんですか?」とよく聞かれます

それではまた。来週に。