【小学生でもわかる】超初心者のための投資信託かんたんガイド
こんにちは。お金のことならお任せ!かしこさんです。
はじめて投資をしてみたいと思って調べると、まっさきにおすすめに出てくるのが投資信託。
初心者が投資をするときにハードルになる、「投資資金があまりない」「リスクが怖い」「詳しくないし経験がない」というお悩み3つをまとめて解消してくれるので、安心して取り組む気持ちになれますよね。
しかし、投資初心者の味方といえる投資信託ですが、あくまでもリスクをともなう金融商品。
知識がないまま投資して、お金をギャンブルのように浪費してしまうのは嫌ですよね。
初心者の方は、しっかりとステップ別に知識をつけていくのが成功への近道。
ここではファーストステップとして、もっとも基本になる投資信託の仕組みと基礎知識をおさえておきましょう。
目次
1. 投資信託を選んだ理由は?実際に投信をはじめた初心者に聞いてみた
ここで、実際に投資初心者で投資信託をはじめた人に話を聞いてみましょう。「初心者がセゾン投信を6年続けた結果を公開。赤字は出た?利回りは?」という記事を書いたライターの宮川さんです。
こんにちは、ゆるぢえさん節約ライターの宮川です。
私は初心者で投資をはじめるときに、投資信託を選びました!
セゾン投信のグローバルバランスファンドという商品で、利益をだすことができました。
なぜはじめての投資に投資信託を選んだんですか?
投資信託をおすすめする理由としてよくいわれることですが、少額ではじめられて、リスクも低めだったのと、何よりプロが運用してくれるので自分で調整しなくてもいいのが楽だったからです。
最初は「ガンガンお金を動かして投資してみたい!」と思っていたのですが、実際働きながらだと、細かい情報を追ったり、頻繁に値動きをチェックして売買手続きをすることは到底無理でした。なので、ほぼお任せでいいというのは大きなメリットでした。
月1万円の積み立てできちんと利益がでてきているので、本当に投資信託にしてよかったな!と思っています。
セゾン投信の記事を書いた時点では23万円も利益がでていましたもんね。
なぜ投資信託ではこんなことが可能なのか、まずは仕組みから理解していきましょう!
2. そもそも投資信託って何?仕組みとメリットデメリット
株式投資やFX投資では、私たち投資家が、売買する株式や外貨を決めます。
一方、投資信託では、私たちが投資信託を購入したお金を資金にして、投資信託会社が市場で株や債券、ときには投資信託を売買取引します。
売買ででた利益は、投資家に分配されるか、再投資されます。
分配になるか、再投資になるかは投資信託ごとの方針で異なります。
投資信託でどうやって儲けるの?
投資信託の儲け方は、大きく分けて3つ。
分配金:一定の条件や決まったタイミングで、利益などから分配されるお金。
譲渡益:投資信託を売却したときに得るお金。価格が安いときに購入し、高いときに売却するとより多く儲けがでます。
償還益:期限があるタイプの投資信託(単元型)が満期を迎えた際にもらえるお金。
投資信託の方針、タイプによって、でるものとでないものがあります。
投資信託のメリット
1. 1万円程度の少額からはじめられる
株や不動産に投資する場合、どんなに将来性があるものでも、購入資金が高くて買えない、ということが起こりがちです。
投資信託では、複数の投資家から集めた資金で購入するため、一人では買えないような投資商品でも、間接的になりますが、1万円程度から購入することができます。
2. 金融商品のなかでも比較的リスクが低い
1つの投資先に資金を集中させることは、市場の変動で一度に失うリスクが高いので、さまざまな会社、業界の銘柄を組み合わせる分散投資が、このリスクをおさえるために有効です。
幅広い銘柄に投資しておけば、そのうち1つの会社の業績が下がったり倒産してしまったとしても、他の銘柄でカバーできるので、一度に手持ちの金融資産がマイナスになることを避けることができます。
1番のメリットにも関連していますが、投資信託は少額の投資で、自動的にいろんな銘柄に投資できるので、分散投資の効果が得られます。
3. 自分にかわって投資のプロが運用してくれる
銘柄の将来性を予測し、数値を見ながら売買の決断をするためには、知識と経験が必要です。
また、どの銘柄、商品を組み合わせるとうまくリスク分散できるのかということも考えなくてはいけません。
投資信託では、それを投資のプロである投資信託会社側が考えてやってくれるのです。
投資信託のデメリット
1. 短期間で儲けるのには向かない
投資信託は分散投資が基本になっており、複数の金融商品が組み合わせてあるため、大きく値動きしにくい性質があります。
そのため、短期間で値上がり時を狙って売り抜ける、という儲け方がしにくくなっています。
投資信託は短期で儲かりにくいですが、長期スパンで投資することで、リスクやコストをおさえることができます。
あとで詳しくご説明しますね〜。
2. お任せする分コストがかかる
投資信託には、買うときにかかる販売手数料と、保有している間にかかり続ける信託報酬の2つのコストがあります。
買う時に手数料がかかるのは、他の金融商品も同じですが、お任せしている手間賃ともいえる信託報酬は、投資信託ならではのコストです。
信託報酬は長期的な利回りにも影響してくるので、厳しく見極めたいところです。
一方、販売手数料はノーロードといって無料の投資信託も増えてきています。
3. リスクは低くてもゼロではありません
他の投資に比べリスクが低いとはいえ、まったく無いわけではありません。
金融商品なので、元本保証はなく、マイナスになる可能性はあります。
市場の動きによって価格が下がることもあります。
だからこそ、どの投資信託に投資するかはよーく考えないといけないんです。
3. 投資信託の王道は、時間の分散でリスクをおさえて利益を上げること
投資信託のデメリットとして、短い期間で利益を上げるのには向かないということをお伝えしました。
一方、投資信託は時間をかけて長期的に運用することで、さらにリスクを小さくして安定的に利益をあげることに向いています。
時とともにお金が増殖していく「複利効果」
出だしで、投資信託には一定の期間で利益を分配するタイプと、分配せずに、再度投資にまわすタイプがあると紹介しました。
分配があるタイプが、一般的な“投資で儲ける”イメージに近いかもしれません。
しかし、長い期間にわたって再投資し続けることで得られる複利効果こそ、投資のパワーが発揮されます。
複利効果とは、利益を投資に回すことで、どんどん投資額が大きくなり、その分リターンも大きくなる効果です。
例えば100万円の投資で月5%の利回りだった場合、得られる利益は1年間で5万円です。
分配金として毎年5万円を受け取り続けて10年間経過したとき、得られた利益は50万円です。
もし、毎年5万円を再投資していた場合は、利益は約63万円になります。
この時点で差は1.26倍です。
これが、さらに10年経つと、分配金型は純粋に2倍の100万円、再投資型は約165万円です。
その差は1.65倍で、さらに開いているのがわかります。
このように、長期投資で堅実に資産を増やしたい場合は、分配型ではなく無分配、再投資型がおすすめです。
※投資の場合、利回りが変動するので、実際はこのように単純計算ではありません。
投資信託の分配金には普通分配金と特別分配金の2種類があります。
普通分配金は、投資信託の運用ででた利益を投資家に還元する分配金です。
一方、特別分配金は、利益ではなく投資信託の元本(=投資家が投資したお金そのもの)を削って捻出されます。
毎月分配型など、必ず分配することが決まっている投資信託は、利益がでなかった場合にこの特別分配金をだすことになります。
すると、投資信託全体の投資資金が減って、複利効果が下がってしまい、利益がでにくくなります。
定期的に不労所得が得られるというイメージで分配金に憧れる人は多いですが、実は利益ではなく自分の預けたお金を取り崩しているだけ、という場合があることも知っておいてください。
コツコツ買い増しで得る節約効果:ドルコスト平均法
投資信託には、
◉募集期間にしか購入できない単位(ユニット)型
◉後からいつでも買い増しできる追加(オープン)型
の2種類があります。
単位型は、満期期限があるので長期運用には向いておらず、追加型に比べて数も少ないです。
一般的なのは追加型で、同じ銘柄を買い増して積み立てていくと、投資額が増えることでより高い複利効果が得られます。
問題は、どのタイミングで投資信託を買い増すかです。
投資信託は株のように、市場の影響をうけて値段が上下するので、できるだけ安いときに購入したいですよね。
でも、いつが底値なのかはプロでも判断が難しく、迷っている間に時間が過ぎてしまい、追加投資して得られたはずの複利効果を逃してしまいます。
そこで登場するのが、一定の金額で定期的に買っていくドルコスト平均法という手法です。
メリットは2つあります。
まず、決まった期間で投資信託の価格に関係なく買うことになるので、相場について考える必要がなく負担が減ります。
次に、一定額で買い続けることで、価格が上がっているときには少しだけで買い止まり、安いときにはより多く買い増すことができます。
平均すると一定の基準額に収まるので、安いときに買いだめして得することはできませんが、高いときに大損してしまうこともありません。
ドルコスト平均法も、複利効果と同様に、投資の期間が長いほどメリットが生きてきます。
私もセゾン投信をこの方法で6年続けています。
シンプルで悩まなくていいので、助かっています!
資金力と経験が足りない分、時間を活用していくということですね。
一度に100万円を投資にだせる人は少ないけれど、月1万円づつならできる人も多いはず!
4. どんな投資信託がある?知っておくべき2つの切り口
1. 2つの投資スタイル:アクティブ型とインデックス型
投資信託には、アクティブ型とインデックス型(別名パッシブ型)という大きく分けて2つのスタイルがあります。
アクティブ型は、市場の平均を上回るべく、積極的な売買取引をします。
インデックス型は、日経平均株価指数や、東証株価指数(TOPIX)といった市場の平均に動きをあわせて運用をします。
アクティブ型のメリットは、うまくいけば利益が大きくなることです。
しかし、その裏にデメリットが3つ。
1つ目は積極的な売買で手数料がかさむのでコストが高くなること。
これは投資信託を購入する時の販売手数料に転嫁されます。
2つ目は、運用する人の銘柄選定やタイミング選定の腕に業績が左右されること。
人件費もかさみます。
3つ目は積極的に利益(リターン)を追う分、失敗するリスクも大きくなることです。
一方、インデックス型は、市場の平均をシステマチックに追うため、人件費、売買コストがおさえられます。
その代わり、アクティブ型より利益パフォーマンスの振れ幅は控えめになります。
インデックス型に比べ、アクティブ型は運用方針やコストの分析を厳しくする必要があります。
初心者にはシンプルでわかりやすいインデックス型の方が向いているといえます。
2. 投資しているのは何?株式型、債券型、バランス型
投資スタイルと一緒に確認したいのが、投資信託が何に投資しているか、です。
大きく分けて、株式に投資をする株式型、債券に投資する債券型、株式と債券を組み合わせたバランス型(ハイブリッド)の3つがあります。
(他にも、不動産型、コモディティ型などがあります。)
株式は一般的に好景気のときに値上がりし、景気が悪化すると値下がりします。
そのため、株式型の投資信託は株価が上昇するときには大きく利益をだしやすくなります。
一方、債券は景気が悪化すると価値が上昇し、株式と逆の動きをします。
そのため、債券型は不景気など、金利が低下する局面で利益をだしやすくなります。
また、株式型に比べて価格変動が小さく安定しやすい、というメリットがあります。
なお、株式には一切投資せず、公共債や社債を中心に運用される債券型の投資信託は、公社債投資信託と呼ばれます。
バランス型は、逆の値動きをする株式と債券に分散投資することで、大きなリターンは得にくくなるかわりに、リスクをおさえることができます。
国内、先進国、新興国、投資地域はどこ?
投資信託の業績、価格が何に影響を受けるかを知っておくために、株式、債券がそれぞれどの地域に投資されているかも要確認です。
日本と、海外では、政策などによって経済の動きが違いますし、海外の場合、為替の変動の影響も受けます。
また、新興国は伸び盛りの市場なので、ハイリターンを狙えますが、もちろんその分リスクも高くなります。
地域が分散して組み合わせてある投資信託は、地域リスクがおさえられ、よりリスクに強く安定的になります。
どれか一つに特化した投資信託もあれば、バランスをとって組み合わせたもの、テーマにあった商品を集めたものもあります。
投資信託に投資する投資信託:ファンド・オブ・ファンズ
株式や債券ではなく、投資信託に投資するタイプの投資信託があります。
これをファンド・オブ・ファンズといいます。
もともと分散投資をしている投資信託を、さらに複数集めて組み合わせることで、リスクをより低くおさえて安定させる狙いがあります。
一方、中間業社である投資信託会社を2回経由することになるので、コストがかかりやすい側面があります。
地域と金融商品が分散されているほど、リスクもおさえられることになります。
5. 二大コストは投資信託選びの重要ポイント!
二大コストその1:販売手数料
販売手数料は、投資信託を購入するときにかかる手数料で、無料〜価格の数%と幅があります。
販売手数料が無料の投資信託はノーロードといいます。
積み立て投資をする場合は、毎回購入するたびにこの手数料がかかってくるので、できるだけ安くおさえるか、ノーロードを選ぶとよいでしょう。
また、どこの窓口で買うかによっても販売手数料は変わるので注意が必要です。
よく、「銀行や証券会社の店頭でおすすめ商品を聞いてはいけない」といわれるのはこのためです。
販売手数料が高いほど儲かるので、向こうの利益が高いものをすすめられてしまう可能性が高いからです。
窓口に行く前に、投資信託に関する知識をしっかり身につけておきましょう。
二大コストその2:信託報酬
信託報酬は、投資信託を運用管理してもらうことに対して支払う手数料です。
年率数%が運用ででた利益から引かれます。
直接支払わないので忘れてしまいがちですが、信託報酬が高いと、せっかくの複利効果もブレーキがかかってしまいますので、投資信託購入前にしっかりと確認を。
たとえば宮川さんの買っているセゾン・バンガード・グローバスバランスファンドは年0.69%(業績による変動±0.03%)です。
同じセゾン投信のアクティブ型の投資信託「セゾン資産形成の達人ファンド」は年1.35%(業績による変動±0.2%)です。
これで利益が100万円だった場合、セゾン・バンガード・グローバスバランスファンドは信託報酬が6,900円、セゾン・バンガード・グローバスバランスファンドは13,500円なので、6,600円も差が出ます。
知っておきたいその他のコスト
監査報酬
投資信託が正しく運営されているか、監査法人から監査を受けるための費用です。
信託財産留保額
投資信託を途中で解約するときにかかるペナルティのような位置付けの費用です。
投資信託は複数の投資家がお金をだしあっている状態なので、一人が不利な条件を残す形で辞めてしまうと、残った人たちに負担がかかります。
それを防ぐための費用ですが、投資信託によってあるものとないものがあります。
6. 投資信託の探し方、買い方
初心者が投資信託をはじめるには資金はどれくらい必要?
投資信託は少額からはじめられるのが魅力。
1万円程度からはじめるものがほとんどです。
ネット証券の中には、なんと!たった500円からはじめられるものもあります。
額が小さすぎると、複利効果がはたらきにくく、手数料もかさむので、本格的な運用には向きませんが、初心者が気軽にお試しするのには最適です。
長期運用のメリットをだすために、できれば同じ金額を定期的に投資していきたいですね。
最初の資金額は少額でもあまりこだわらず、継続できるかを重視してください。
投資信託はどこで探したらいいの?
おすすめは、約5,000本の投資信託から絞り込むことができる株式投信情報サイト モーニングスターのファンド検索です。
インデックスファンドだけを絞ったり、投資地域を選択したり、細かく条件指定ができます。
リターンや信託報酬もまとめて表示されるので比較しやすいですよ。
参考:モーニングスター
投資信託はどこで買うの?
投資信託は、銀行、証券会社、ネット証券などの金融窓口かから購入するタイプと、投資信託の運営会社から直接購入するタイプがあります。
複数の窓口で買えるものもあれば、運用会社からしか買えないものもあります。
先ほどご紹介したモーニングスターでは、投資信託の購入会社の一覧も見ることができるので、あわせて確認しましょう。
購入場所には、それぞれメリット・デメリットがあります。
銀行や証券会社の店頭では、担当者に直接相談に乗ってもらえますが、手数料が高めになる傾向があります。
ネット証券はその逆で、相談できませんが、手数料がお得なサービスが多いです。
投資信託の運営会社による直販商品は、販売会社をはさまない分、低コストになっているものが多いです。
その会社の商品しか購入できないのがデメリットです。
投資信託はどうやって買うの?
まずは、購入する金融機関で、金融商品を売買するための証券口座を開設します。
投資信託の購入手続き後、証券口座に投資信託の購入資金を振り込むと、投資信託がスタートします。
自動積み立て型の投資信託の場合、定期的に決まった額がこの口座から引き落とされることになります。
証券口座の種類とNISA
投資信託で利益がでると、その利益に課税されます。
それに対してどう対応するかで、証券口座は3種類あります。
一般口座は、取引記録から自分で損益計算をして確定申告をしなくてはならないため、初心者には非常にハードルが高いので選ぶ人はほとんどいないでしょう。
特定口座(源泉徴収なし)は、証券会社が計算してくれた損益をもとに、自分で確定申告するタイプ。
特定口座(源泉徴収あり)は、証券会社が計算して納税までしてくれるタイプです。
これだけ見ると、自分で何もしなくていい特定口座(源泉徴収あり)が一番便利に思えますが、注意しておきたいポイントがあります。
投資ででた利益が年間20万円以下だった場合、税金は免除され、確定申告は必要ありません。
しかし、特定口座(源泉徴収あり)にしていると、strong>20万円以下でも課税されてしまうのです。
年間120万円が非課税になるNISA口座
NISA(ニーサ)は、年間120万円までの投資利益が非課税になる制度です。
1金融機関に限り、NISAが適用される口座を開設することができます。
金融機関の縛りは1年で、翌年には違う金融機関にNISAを移すことも可能です。
その口座での年間の投資額が120万円以下になる場合は、投資信託の取引口座をNISAにすると節税効果が得られます。
しかしNISAでは、損益通算ができないため、複数の証券口座を開設して積極的に運用する予定の人は注意が必要です。
損益通算とは、ある口座で損失が出たときに、別口座の利益と相殺して確定申告することで、全体にかかる税金を節約することができる制度です。
例えば、一つの口座で50万円の利益、別の口座で50万円の損失がでた際には、利益0円として扱われ、課税はされないことになります。
しかし、これが一つの口座で50万円の利益、NISA口座で50万円の損失だった場合、損益通算ができないので、50万円の利益に対して課税されてしまいます。
窓口になる金融機関によっては、NISA口座の売買手数料を優遇するサービスを打ち出しているので、あわせて利用するとさらにお得ですね。
7. 投資信託を買ったあとにすべきこと3つ
投資信託は運用をプロに任せているので、日々細かいチェックをする必要はありません。
しかし、年に1度は自分で情報を確認して、必要ならば購入額の変更や売却をおこなうことで、より希望にそった運用ができます。
1. 運用報告書を読む
半年〜年に1度、決算のタイミングで運用報告書が送られてきます。
この運用報告書には、この1年の運用状況とその結果、かかったコスト、今後の方針などが掲載されています。
あわせて、
・運用資金の増減に大きな変化がないか
・どんな株や債券が組み込まれているか
などをチェックし、方針どおりの運営がされているか確認します。
2. 組み合わせを見直す:リバランス
複数の投資信託(もしくは他の金融商品)を組み合わせて運用している場合、値動きによって、当初と違うバランスになってしまうことがあります。
これを調整するため、一部の投資信託を売却したり、新たに買い増ししたりする作業をリバランスといいます。
各種金融商品と地域に投資先が分散されているバランス型の投資信託の場合は、自分で組み合わせについて考える必要がなく、リバランスも投資信託内でおこなってくれるので、より初心者向けです。
3. 必要にあわせて売却
長期投資が基本の投資信託ですが、投資信託の運用方針が大きく変わってしまったり、リバランスの必要がでてきたら売却をします。
8. まとめ:初心者にやさしい投資信託、リスクをおさえて少額で投資に挑戦!
初心者向けといわれる投資信託にも、デメリットやリスクは存在します。
それでも、他の投資方法と比べると、低リスクでわかりやすく、安心して取り組めるものであることは間違いありません。
投資信託の初心者向けの特徴を最大限活かすため、重視するポイントはこの4つ。
1. 長期運用を目指す
資金と運用力不足を時間の力でカバー!
2. 利益は分配型より再投資型を選ぶ
複利効果を狙いましょう。
3. 1本で完結するバランス型であること
分散投資でできるだけリスクをおさえ、リバランスの手間も省きましょう。
4. 手数料、信託報酬が低くおさえられていること
投資信託のデメリット、コストをおさえましょう。
宮川さんが紹介していたセゾン投信も、このポイントをおさえた初心者向けの投資信託です。
ぜひ参考にしてくださいね〜。