ゆるがしこい節約メディア「ゆるぢえさん」

ゆるぢえさんでは、「節約術」を
楽しみながら身につけ、
生活の質を
高められるコンテンツをお届けします。

おしゃれは大変だ。
多くの服を持ち、破綻のない組みあわせを考え、的確に着こなす。
でも、朝にそんなことを考える余裕はないし、そもそもお金がない。


夏に向けての服を1着しか持っておらず、絶望した

そう思いながらファッション雑誌を流し読みをしていると、あることに気がついた。雑誌に載っているようなおしゃれなひとたちは、高確率で「帽子」「メガネ」「ヒゲ」をしていると。

つまり「帽子」「メガネ」「ヒゲ」、この3点セットさえあれば、誰でもだいたいおしゃれに見えるのではないか。

一度揃えてしまえば組み合わせに迷う事こともないし、服のようにいくつも揃える必要もない。
それに、このセットだけでおしゃれになれるとしたら、なんて安上がりにおしゃれを楽しめるのだろう。最高の節約だ。

なんとも短絡的な実験ではあるが、さっそくこの仮説を検証していこうと思う。果たしてぼくはおしゃれになれるのだろうか。

「帽子」「メガネ」「ヒゲ」を装備してみた

まずは、今回の検証を行うにあたって「帽子」「メガネ」「ヒゲ」を普段から使いこなしている、オシャレマスターの「SHOMA」を呼んだ。僕は普段ユニクロしか着ないおしゃれ素人なので、今日は彼にコーディネートしてもらうことにした。


京都在住の大学生、SHOMA(ショーマ)。イケメンすぎて彼レベルにもなると名前までおしゃれになる


雑誌でよく見るポーズにもまるで違和感がない!

普段から「帽子」「メガネ」「ヒゲ」を使いこなす大学生のSHOMA。おしゃれがまぶしい。まるで僕の仮説を体現するかのような存在だ。


サングラスやニット、キャップなどなどいろんな種類を用意

こちらで用意したいくつかの「帽子」「メガネ」「ヒゲ」から、一番てっとり早くおしゃれに見えそうな組み合わせを選んでもらった。
SHOMAが選んだのは、「黒いハット」「逆三角形のあごひげ」「四角い黒ぶちメガネ」。


「この3つが一番シンプルで使いやすそうですかね」

善は急げ。さっそくこのセットを装備してみよう。


ちょうおしゃれになった

超すごい。ハットに合わせてシャツを着てみたのだが、800円とは思えないくらいおしゃれになった。


姿勢も自然とキリっとなる

装着前は出会って秒で忘れられそうなぼんやりした印象が、装着後はキャラ立ちもシッカリとしたおしゃれさんになった。「かのうさんっておしゃれですよね〜」と、言われる日々がスタートしそうだ。

『「帽子」「メガネ」「ヒゲ」のセットでおしゃれに見える』という仮説に説得力が増してきた!どんどんいこう。

いろんな人に装備してみた

ここからは更に検証を重ねてみる。
「ファッションには疎いけど、おしゃれになりたい」という人にも協力してもらうことに。

協力者の「ギブソン」くん。細すぎていまにも腕がへし折れそう

協力者の「ジョナサン」さん。肌が弱いせいで、ひげ剃り時はいつも肌を痛めるらしい。ひげの存在を人一倍憎んでいる

「もうダサいって言われたくないんです…。」彼らの虚ろな瞳がそう訴えかけてくる

さっそく彼らにも、僕と同じ「帽子」「メガネ」「ヒゲ」を試してもらおう。

おお…!


こちらもジャケットを羽織ってみた。なんとなく身長も伸びてみえる


パーカーのチャックをすこし下ろしてみた。たたずまいがプロのそれとなっている

これはいけるぞ!ちょっとしたパーティにでも参加できそうなレベルだ。さっきまでの虚ろな瞳は輝き、おしゃれ強者へとトランスフォームしている。
セットを装備しただけなのに、顔つきも姿勢もぴしっと決まって見える。

もっといろいろ試してみた


「予想通りカッコよくなりましたね。もっといけるんじゃないですか」

検証としては十分かもしれないが、ここで欲が出るのが人間というもの。
どうせなので、より彼らに似合うセットを追求してみようということになった。ほかのアイテムでも試してみる。

まずギブソンくん。系統を変えるべく、アイテムはそのままで「キャップ」にしてみよう。


ワ○ワ○さんみたいになった

求めているものと違うものが仕上がってきた。
至急、キャップを脱いでもらう。

これはいけないと、再度SHOMAに選び直してもらった。
そうして選ばれた「帽子」「メガネ」「ヒゲ」により発掘された、彼の新しいスタイルがこちらである。

おれがギブソンだYO!

「キャップ」「丸メガネ」「口ひげ&あごひげ」というストリートファッション風な組み合わせ。
ギブソンくんが「首からサングラスかけた方がそれっぽいですかね!」とノリノリに言ってきたが、こういう所がおしゃれ素人なんだとおもう。

「ワ○ワ○さん」とほぼ同じアイテムながらも割とそれなりに見える

あ、完全に渋谷の交差点でラップしてる人だ

想像以上に似合っていたので本人も「この手の帽子探してみようかなあ」と漏らしていた。
次はジョナサンさん。

 

いやはや、思った以上におしゃれにみえますね〜

よし、この調子で次は僕がコーディネートしてみよう


とりあえずひげから変えてみた

いや、これはダメでしょう


立派なヒゲにはキャップが似合いそうな気がする


ドカンから出てきそうな人になった


マンマミーア

いや、これがやりたかっただけでしょ

お前もマンマミーアしてやろうか

 

ふざけすぎた我々にSHOMAがするどいツッコミを入れたのち、チョイスしたのがこちら。


レッツクリエイティブ

「ニット帽」「黒ぶちメガネ」「口ひげ&あごひげ」のチョイス。パーカーは脱いでシャツのみにした。
見事なおしゃれクリエイター系になった。ス○バでブラックコーヒー片手にMacBookAirのキーボードを叩く様が目に浮かぶ。



それっぽかったのでろくろも回してもらった


完全にクリエイター

同じセットとはいえ、各アイテムが違うだけでここまで違ったタイプを作り出すことができた。帽子超すごい。メガネ本気出しすぎ。ひげダンディズム溢れすぎ。3点セットの可能性は無限大だ。


ついでに僕も選んでもらったが、なんだか歳が老けた気がした

結論:「帽子」「メガネ」「ヒゲ」でだいたいおしゃれになれる

2人の検証実験の結果から、『「帽子」「メガネ」「ヒゲ」のセットでおしゃれに見える』という仮説は実証されたと言っても良いだろう。
しかも、「帽子」「メガネ」「ヒゲ」の組み合わせ次第では、どんな人でもこの法則は適用されるということまで判明した。

とにかく、手っ取り早くおしゃれになりたい人は、最初に使用した「ハット」「黒ぶちメガネ」「あごひげ」を装着してみよう。
おそらくこれだけでもおしゃれになれるが、ここは是非とも2人のように自分に合うセットを探してみてほしい。

 

……しかし、ここでふと思う。

ということは、この仮説が正しければ、SHOMAから「帽子」「メガネ」「ヒゲ」をとったらただの人になるってことだよね

えっ…

 


「脱げー」「いやだー」


「もちろんヒゲもだ」「ほぼ犯罪じゃないっすか」

ヒゲを剃ろうとするとめちゃくちゃ嫌がったのでこのままでは絶縁されかねないと判断し、仕方なく文明の利器、「Photoshop」で加工・検証してみた。

誰だこれ

おわり
 

今回のコーディネートに必要な金額

コーディネート1(万能タイプ)
「ハット:599円」+「黒ぶちメガネ:100円」+「つけひげ:1998円」
=2697円

コーディネート2(ストリートタイプ)
「キャップ:私物」+「丸メガネ:100円」+「つけひげ:1998円」
=2098円

コーディネート3(クリエイタータイプ)
「ニット:300円」+「丸メガネ:100円」+「つけひげ:1998円」
=2398円