「壁掛け時計を探しているけど、イメージと予算に合ったものがないなあ・・・」こんな風にお考えではないですか?
この記事では、インテリアやDIYが趣味のなかむらが、おしゃれな壁掛け時計を安くハンドメイドする方法をご紹介します!
誰でも簡単に作れるシンプルな壁掛け時計のデザインなので、DIY初心者さんでも大丈夫ですよ。
1. 予算内で気に入る壁掛け時計が見つからない・・・
出典元:楽天市場 掛け時計ランキング
部屋の雰囲気を大きく左右する壁掛け時計は、デザインにはしっかりこだわりたいですよね。
しかし素敵な時計には、それなりの値段が・・・。
楽天の人気ランキングを見てみても、人気の壁掛け時計は5,000円超えで予算オーバー。
かといって値段の安いものを探してみてもデザイン的にイマイチだったりします。
ならば自分で作ってしまおう!と思っても、壁掛け時計の手作りキットは、小学生の夏休み工作用が多く、気になるものが見つかりにくいというのが正直なところ。
しかし、今回ご紹介するハンドメイド壁掛け時計ならそんなお悩みをすべて解消できます!
この記事をマネするだけで、誰でも簡単に安く素敵な壁掛け時計を作ることができますよ。
2. どうやって作るの?
手作り壁掛け時計は、基本的に「時計のムーブメントと針のセット」と「時計針の背景(文字盤)」を組み合わせるだけです。

時計のムーブメントと針のセットは1,500円程度、文字盤は、もし家にあるものをリサイクルすればゼロ円なので、DIYの道具を入れても3,000円程度で手作りすることができます。
時計のムーブメントと針はどこで手に入るの?

Amazonで簡単に購入することができます!

ちなみにセット内容はこちら。文字盤以外の時計に必要なものがすべて入っています。
まずは、時計の本体部分にあたるムーブメントと針のセットを入手しましょう。
こちらは、1,500円程度で手に入ります。
いろんなセットが販売されていますが、基本的に時計針のデザインが異なるか、クォーツムーブメントのシャフト(文字盤を貫通して、時計針を留めるためのパーツ)の長さが異なるかの違いだけです。
今回は、お好みの時計針がセットになった、ロングシャフトというタイプのムーブメントを選びましょう。
厚みのある文字盤を使用する場合に、その厚みを超える長いシャフトが必要になるからです。
Amazonなどの通販サイトでロングシャフト+時計針セットと検索すると色々な商品が出てきます。
これは黒いシンプルな針で使い勝手が良さそうですね。
出典元:Amazon ロングシャフト+時計針(棒型・黒)セット
こちらは金色の飾り針がゴージャスなセット。
出典元:Amazon ロングシャフト+時計針(唐草・金)セット
・・・などなど、他にも豊富な色、形から選べるので、チェックしてみてください。
文字盤は、好きなものを使っていいの?

厚み10~15mm程度あるものならどんな形でもOKです。
たとえば、身近にある丸いお皿や板状、箱状のものを文字盤として使っても大丈夫です。
文字盤にしたいところにムーブメントを設置するだけで可愛らしい壁掛け時計が作れます。
色々とお好みのデザインを考えるのも楽しいですよ!
どんな道具が必要なの?

基本の道具はたったの2つです。
・皮ポンチ(9mm)
・ハンマー
この2つは、文字盤に穴をあけるために使います。
ホームセンターで、それぞれ300円以下で手に入りました。
代わりに電動ドリルを用いても、キリを用いてもいいです。
すべてホームセンターで手に入れることができますよ。
文字盤をアレンジする場合は、のこぎりやボンドもあると便利ですね。
3. それでは、さっそく作っていきます!
手作り壁掛け時計の作り方
1. 文字盤にシャフトを通す穴を開けます
ハンマーと皮ポンチを使用して、文字盤になる木片にムーブメントのシャフトを通す9mmの穴を開けていきます。
穴を開ける場所に皮ポンチの刃をあて、釘を打つように木片の中心部分に穴を開けていきましょう。
15mmの厚さの木を貫通させるのはかなり大変です。
この方法での穴あけ作業には30分以上かかってしまいました。
もし予算に余裕があるなら、ホームセンターの道具レンタルなどで電動ドリルを借りて使用した方がいいかもしれません。
電動ドリルなら10秒で終わりそうですね。
(電動ドリルの工具レンタルは1泊200円〜500円くらいが相場のようです)
2. 文字盤に時計のムーブメントを固定します
無事あけることができたら、ムーブメントのシャフトを通してボルトで固定しましょう。
下からクォーツムーブメント、掛け金具、ゴムパッキンの順に重ねます。
ここに文字盤を重ね、文字盤固定ナットで固定します。
これが文字盤の中心になります。
ちなみに後ろはこのような感じ。
3. 時計の針を固定します
ムーブメントのシャフトの先端に、時計針をはめ込みましょう。
時針、分針、秒針の順にはめていきます。
そして最後に単三電池をはめ込み、ちゃんと時計が動き出したら完成!
背面のフックを使えば壁にかけられます。
4. 応用例!文字盤をオリジナルデザインでアレンジしてみました
文字盤のデザインは、好きなようにアレンジできます。
今回は、ナチュラル素材で部屋になじみながらアクセントにもなる、オリジナルデザインに挑戦したいと思います。
所要時間は2時間半。
それではさっそく作っていきましょう!
文字盤の材料

縦×横×厚さが910×90×15mmの木材(大)1本と、900×30×3mmの木材(小)2本を用意します。
木の種類は問いません。
ちなみにぼくは安価なヒノキを選択。
費用の合計
参考までに、今回かかった費用をご紹介。
ムーブメント+時計針セット…1,500円
910×90×15mmの木材(大)1つ…1,242円
900×30×3mmの木材(小)2つ…345円
皮ポンチ…286円
ハンマー…246円
木工ボンド…108円
のこぎり…695円
合計:4,422円
作り方
1. 文字盤になる木材をカットします
以下のようにセルフでカットしていきます。
今回は小さいパーツが多く、これらをいちいちホームセンターでカットするとカット代がかさんでしまいます。
カット代を節約するために自力でカットするのがおすすめですよ。
切り抜きのこぎりなど、小回りのきくのこぎりだと切りやすいです。
定規を使って直線に切ります。
後で組み立てる際にガタガタにならないように、丁寧に切り分けていきましょう!
およそ2、3分あれば1辺を手で切り分けることが可能です。

切り終わり、仮に組み立てた時のイメージがこちら。
それっぽくなってきました。
2. 時計のムーブメントを取り付けます
次に、文字盤の中心に穴をあけていきましょう。
穴をあけるのは90×90mmの木片です。
この木片に、ムーブメントのシャフトを通す9mmの穴を開けていきます。
穴をあけて文字盤に時計のムーブメントを固定するところまでは、先ほどご紹介したとおりです。
(時計の針は、デザインの都合上、最後につけます)
3. 文字盤を組み立てます

この設計図を参考に仕上げていきましょう。
切り分けたパーツを木工ボンドで接着して組み立てていきます。

こんな風にテーブルの端を使いながら接着すると上手につけられますよ。
すべてつけおわった様子がこちら。
今回はのこぎりで切った後にヤスリをかけずに接着しましたが、丁寧に仕上げたい場合は紙ヤスリなども用意しておくといいかもしれません。

裏面はこんな仕上がり。
最後に、ムーブメントのシャフトの先端に、時計針をはめ込みましょう。時針、分針、秒針の順にはめていきます。
そして最後に単三電池をはめ込み、ちゃんと時計が動き出したら完成!
イメージ通り、自分の部屋にぴったりのものが、お手頃な材料費で作れるのがDIYの良さです。
ぜひ工夫してあなただけの壁掛け時計を作ってみてくださいね!